12月2日(日)、すこし肌寒い小春日和の中、柏市南部エリアの景観と柏市の歴史を巡るこのツアーを、

一般応募28名とスタッフなどを含めた総勢37名で展開いたしました。

AからE班までの5班に分かれ東武増尾駅を9時前には出発し、閑静な住宅街の中で立派な屋敷林に囲まれた「坂巻邸」を外から概観した後、日蓮上人を宗祖とする「慶長山妙蓮寺」を拝観させてもらいました。綺麗なお庭と長く連なる見事な白亜の土塀が印象的でした。    道路の起終点を示す土村道路元標を臨んでから、創立された明治32年に植樹された土小学校の「百年櫻」を眺めます。そして真言宗豊山派の「萬福寺」の外観後、ひと月前の11月2日に官報に掲載された、国の重要文化財の「伊藤家住宅」と「幸谷城址」を見学しました。江戸後期から昭和前期までの北総における豪農の屋敷構えなどを今に伝える6棟(主屋、隠居屋、牛小屋、井戸上屋、離れ、土蔵)が有形文化財(建造物)として登録されました。幸谷の名前の由来は荒野であることも知りました。つぎに、約6000坪の境内に樹齢数百年の杉や樅の木などの大木が繁茂し荘厳な雰囲気を醸し出している「廣幡八幡宮」を拝観してから、周辺に残る「宮根遺跡」を希望者で見学した後、増尾城址総合運動公園へ向かいました。増尾城の跡地に広がる自然林に囲まれた静かな柏市営の公園です。アスレチックやバーベキュー広場もあるこちらで楽しく昼食をいただきました。

この名戸ヶ谷は、元禄時代には名字帯刀を許された薮崎彌惣治家、木村源五衛門家、木村作左衛門家の3家によって支配されており、明治期にかけて富裕な農家が「長屋門」を建て、現在この3対の長屋門が現存しております。                                                                                                                                                                                                       現在も人家として活用されている「木村邸長屋門」から別の「木村邸跡長屋門」を遠目に見ながら、庚申塔がいくつも連なる香取神社、樹齢約400年の大銀杏が踏ん張る「法林寺」を拝観しました。度重なる台風の塩害で半分しか紅葉できない姿が衝撃的でした。              いよいよ最後の薮崎邸長屋門は、江戸時代中期に建築され、景観重要建造物に指定されております。お隣には薮崎家当主が収集された、詩人・歌人・随筆家で旅行作家でもある大町桂月の掛け軸や著書、芳野金陵の掛け軸、山崎弁栄の宗教画などが数多く収められた彌惣治文庫文芸資料館があります。

今回歴史的な解説やら貴重な文化財の紹介を柏市教育委員会文化課の山口由木氏にしていただきました。深く感謝申し上げます。また、まだ耳慣れない《フットパス》ということばが、”ありのままの風景”を楽しみながら歩くことができる小径として定着していくことを祈りましょう。